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マンションにIPインターホンシステムを導入するメリット

  • カギ舎
  • 2024年8月18日
  • 読了時間: 13分

更新日:2月26日

近年急速に発達したデジタル技術と共に、インターホンシステムもアナログからIPインターホンへと進化しています。IPインターホンはIPネットワークとLAN配線を利用し、リモートでの来客対応やさまざまな外部機器との連携を実現した最新のインターホンシステムです。施設やマンションへのIPインターホンシステムの導入は、防犯性や利便性の向上、コスト削減など多くのメリットをもたらします。


◎多くの建物で導入が進むIPインターホンの特徴

マンションやオフィス、商業施設などさまざまな場面で活用されているインターホンは、防犯性の向上を目的に発展を続けています。カメラや通話機能、オートロックシステム対応など、便利な機能を搭載している製品が主流になりつつあります。さらに、近年デジタル技術の進化とともにインターホンもアナログからIPインターホンへと進化しています。IPインターホンには、柔軟性や拡張性の高さなど多くのメリットがあり、多くの建物で導入が進んでいます。IPインターホンとは、インターネットプロトコル(IP)ネットワークとLAN配線を活用したインターホンを指します。インターネットを通じて、マンションやオフィスに設置したIPインターホンとスマートフォンなどのデバイスをつなぎ、リアルタイムで映像や音声のやり取りを行う仕組みです。この仕組みにより、従来のインターホンにはないメリットを実現しました。たとえば、マンションのエントランスにIPインターホンを設置した場合、エントランスからの呼び出しを、個人で使用しているスマートフォンに通知できます。外出先からでも来訪者の映像をリアルタイムで確認できるため、スマートフォンを通して音声通話で応答したり、遠隔操作でオートロックの解錠を行うことも可能です。さらに、スマートフォンを操作して来訪者の映像を録画することもできます。このように、自宅にいなくてもリアルタイムで来訪者の応対ができるため、防犯性や利便性が高いシステムとなっています。IPインターホンの別のメリットは、ほとんど無制限に機器を接続できるという点です。このメリットにより、出入り口が複数ある大きな商業施設や大学などにも対応できます。IPインターホンは、映像や音声の送受信にアナログな配線を利用せず、敷地面積や接続台数に関わらず、サーバーや中継も必要ありません。そのため、インターネット環境さえ整っていれば敷地面積が広い施設でも、各出入り口に設置したIPインターホンとデバイス間で映像や音声のやり取りが可能です。そして、複数の出入り口に設置したIPインターホンをネットワーク化することで、管理室などで一括管理をすることもできます。スマートフォンなどのデバイスを利用して、どこにいても映像や音声で応対したり、遠隔操作での解錠もできるため、各出入り口に警備員を設置する必要もありません。さらに、別々に管理や運用を行っていた他社製のネットワーク機器とも連携できるというメリットもあります。たとえば、ネットワークカメラとIPインターホンを連携した場合、インターホンで来訪者の正面を映すだけでなく、エントランスに設置した防犯カメラの映像もインターホン端末で確認できます。このような連携を行うと、周囲の状況を広く確認できるようになり防犯性も高まります。その他にも、照明やエアコンなどのスマート家電、回転灯やブザーなどの防犯機器とも連携でき、柔軟で便利な防犯性の高い環境を構築できる仕組みです。


◎ComelitのIPインターホンの優れた利便性

Comelitは、IPインターホンとスマートフォンアプリのパイオニアであり、企業やマンションなど多くの建物に導入されているインターホンメーカーです。ComelitのIPインターホンを導入すると、専用アプリの活用により個人のスマートフォンが便利なインターホンとして利用できます。スマートフォンだけでなく、パソコンやタブレットなどさまざまなデバイスでアプリをインストールしておけば、同じようにインターホンとして利用できるのもメリットです。建物に設置したIPインターホンから呼び出しがあれば、手持ちのデバイスに通知が届き、映像の確認や音声での応対、遠隔操作での解錠ができます。インターネット環境さえ整っていれば、買い物中や遠く離れた海外でも、同じようにリアルタイムで来客対応が可能です。また、ComelitのIPインターホンはPoE給電対応のため、大がかりな電源工事も必要ありません。電力の供給には既存のLAN配線を利用できるため、簡単に設置できるというメリットがあります。電源工事が不要な分コストを抑えられ、設置日数も最小限でスピーディな導入が可能です。さらに、マンションエントランスにエントランス用IPインターホンを設置する際は、各住戸に親機を設置しなくても、入居者のスマートフォンを利用してオートロックシステム対応のインターホンとして活用できます。スマートフォンを持たない入居者がいる場合は、住戸に親機を設置したり固定電話を活用するなど、自由な選択や機器の混在が可能です。さまざまな機器を混在して設置できるため、テナントや企業、医院などが混在する複合マンションやビルでも導入しやすく、各入居施設の活用方法に応じて機器を柔軟に選定できます。またComelitのエントランス用IPインターホンには、自由に表示画面をカスタマイズできる製品もあり、訪問先の名前や簡易広告などを表示して来訪者をスムーズに誘導できます。さらに、ComelitのIPインターホンはメンテナンスも容易です。無料でダウンロードできる設定・管理用のソフトウェアを使い、機器の設定を一括で操作したり、バックアップや復元などもできます。すべての機器をネットワーク化し一元管理できるので、管理業務や運用の効率化が望めます。マルチ・ユーザー・ゲートウェイを追加すれば、インターネット経由でのメンテナンスもでき、管理会社などの離れた場所から効率的なリモート管理を行うことも可能です。


◎ComelitのIPインターホンを導入するメリット

マンションや施設にIPインターホンを導入することは、防犯性や利便性の向上、コスト面などにおいて多くのメリットがあります。とくにセキュリティ面で得られるメリットは大きく、従来のアナログインターホンでは対応が難しかった防犯課題を解決することが可能です。たとえば、近年侵入や傷害の事件が後を絶たない学校において、IPインターホンを導入すると防犯性が向上し、学校内の生徒や職員の安全を守れるというメリットがあります。もともと学校は敷地も広く出入り口も複数あるため、従来のアナログインターホンではすべての出入り口に対応するのが難しいことも多く、広い敷地では利用できないケースもありました。インターホンを設置できず誰でも簡単に出入りできる環境では、防犯性が乏しくなってしまいます。警備員を設置するという対応策もありますが、その分コストがかかります。そこで役立つのがIPインターホンです。まずIPインターホンは接続台数に制限がないというメリットがあり、複数の出入り口にも対応できます。アナログの配線ではなく、IPネットワークとLAN配線を活用し映像や音声のやり取りを可能にする仕組みにより、敷地が広くても離れた場所から訪問者の対応が可能です。職員室に誰もいない時間でも、職員が持ち歩くスマートフォンやタブレットなどのデバイスで、訪問者の対応ができることもメリットのひとつです。インターホンが鳴るたびに職員室に駆けつける必要がなく、インターホンが鳴ったことに気付かないといったリスクもありません。IPインターホンの導入により、どこにいても手持ちのデバイスから、訪問者の映像を確認し音声で応答できます。また遠隔操作でオートロックの開錠ができることも、防犯性と利便性において大きなメリットといえます。IPインターホンの録画機能により、不審者が来訪した際に映像を証拠として残せることもメリットのひとつです。映像を録画しておけば、職員間で不審者情報を共有する際にも役立ちます。他社製の外部機器とも連携できるという特徴を活かし、ネットワークカメラと連携してさらに防犯性を高めることも可能です。別々に管理していた外部機器とIPインターホンを、管理室や職員室から一元管理できるため、管理や運用の効率化が望めることも導入メリットのひとつです。さらに、IPインターホンの導入はコスト面でもメリットがあります。IPインターホンは、電力を既存のLAN配線から供給するPoE給電対応のため、大がかりな電源工事が不要で、従来のインターホンと比較しても低コストで設置できます。サーバーや中継器といった機器も必要ないため機器や工事も最小限になり、コストを抑えた導入が可能です。各出入り口にIPインターホンを設置するなら、警備員配置のコスト削減も見込めます。またComelitのIPインターホンは、住戸内親機の設置が必須ではないこともメリットのひとつです。親機の設置が不要になると、大幅なコスト削減が見込まれるとともに、入居者は自身のスマートフォンで来訪者対応ができるため利便性が高まります。外出先でも来訪者の対応ができるというIPインターホンならではのメリットにより、配達などを気にして外出を控える必要もなくなります。また空き巣が不在を確認するためにインターホンを鳴らしても、リアルタイムに対応できるため防犯性が高まります。ファミリー層が多く住む大型マンションにおいては、住戸のグレードによって機器を選択できるメリットもあります。従来のアナログインターホンと異なり、導入の目的に合った機器を混在したり組み合わせることが可能なため、各住戸のライフスタイルに応じ柔軟な選択ができることもメリットのひとつです。



◎マンションや複合ビルにも対応したIPインターホンUT8090S

大きなタッチパネル式スクリーンが特徴のIPインターホンUT8090Sは、マンションや複合ビルのエントランスに最適なIPインターホンです。UT8090Sを取り付けることにより得られるメリットは、数多くあります。UT8090Sはタッチパネル式のため、画面にタッチするだけで誰でも簡単に操作が可能です。タッチスクリーンの画面デザインは、用途に合わせて好みのものを選択できます。たとえば、複合ビルにおいては、個別呼び出し画面の表示に設定しておけば行先をダイレクトに選ぶことができ、来訪者をスムーズに案内できます。ほかにもテンキーや、簡易サイネージを設定したりと、用途に合わせた画面デザインを選べます。IPインターホンUT8090Sは、世帯対応数400世帯、暗証番号は2,000個、ICカードは2,000枚の登録ができます。そのため、大規模な集合住宅や複合ビルにも対応可能です。イタリア製ならではのシンプルでスタイリッシュなデザインが、インテリアのひとつとして高級感を演出します。搭載するカメラは高画質・広角カメラで、広範囲をクリアに映し出すことで不審者を見逃さず防犯性を高めます。インターホンの映像を録画することもでき、不審者が来訪した際は証拠として残すことも可能です。オートロックの開錠に必要な認証方法は、ICカードや暗証番号、QRコードに対応し、用途やセキュリティレベルに応じて認証方式を組み合わせることもできます。オプションで顔認証の利用もでき、より強固なセキュリティ環境を構築したい場合に役立ちます。さらにIPインターホンUT8090は、認証方法にスケジュールや日時指定、回数制限を設定できる便利な機能を搭載していることも導入メリットのひとつです。たとえば、月曜日から金曜日の8時から17時まで使用可能なICカードの設定や、2回しか使えない暗証番号の設定ができます。他にも、〇月〇日の10時から12時のみ使えるQRコードなども設定でき、来訪者のスケジュールに応じて限定的なアクセス権限を付与することが可能です。このような特徴により、毎回来訪者の対応をしなくても、セキュリティレベルを維持しながらスムーズに迎え入れることができるようになります。またIPインターホンUT8090Sは、防塵防水性IP65等級、耐衝撃性能IK08等級を誇り、屋外へも設置できます。IP65等級の防塵防水性とは、機器に塵埃の侵入を許さず、長時間雨に濡れても正常に動作することができる性能です。耐衝撃性能IK08は、カバンや段ボールがぶつかるなど、日常的に起こりがちな接触の衝撃に絶え、機器の故障を防げる性能です。このような高い性能により、マンションのエントランス内だけでなく、屋根のない屋外裏口玄関にも安心して設置できます。カラーはブラックとシルバーの2色展開で、どちらもスマートかつスタイリッシュなデザインなので、複合ビルやマンションの出入り口の顔となるIPインターホンに最適です。


◎ComelitnのIPインターホンUT8090Sの導入事例

IPインターホンUT8090Sの導入により得られるメリットは数多く、多くの複合ビルやマンションでの採用が進んでいます。ComelitのIPインターホンは、既存のLAN配線から電力を供給できるPoE給電対応のため、新規取付・後付けを問わず容易に導入可能です。


⚪︎幼老複合施設にIPインターホンUT8090Sを導入

保育所や学校などの子ども向け施設と、老人ホームや介護サービス事業者を併設する幼老複合施設で、IPインターホンUT8090Sが導入されています。施設内のスタッフや利用者の安全を守りながら、訪れる家族や業者の入退室をスムーズに管理できるなど、多くメリットがあります。従来のインターホンでは機器を混在させることができず、複合施設においてエントランス機ひとつですべての入居施設に対応することは困難でした。しかし、IPインターホンUT8090Sを導入すれば、入居する保育所や老人ホームなどそれぞれのセキュリティレベルと用途に応じた親機を設置することができます。IPインターホンUT8090Sは、選べる画面表示のタッチパネル式スクリーンを搭載しています。そのため、多くの家族が保育所の送迎に訪れても訪問先をダイレクトに選べて、スムーズに入退室ができることもメリットのひとつです。保育所スタッフは、スマートフォンやタブレットなど手持ちのデバイスで来訪者の映像確認と音声での応答、遠隔操作の解錠が可能なため、子どもを見ながらでも安全に家族対応ができます。老人ホームでは、毎日訪れる清掃業者やランドリー業者などに制限付きのアクセス権限を付与しておけば、手間なくスムーズに迎え入れることが可能です。家族の面会時間が平日の10時~17時など決められている場合にも、その時間のみ使えるQRコードや暗証番号を設定しておくことで、スムーズな入退室と、防犯性向上が見込めます。また建物全体の管理者がリモートで管理、メンテナンスを行うこともでき、効率的な運用が望めることもメリットです。



⚪︎大規模集合マンションにIPインターホンUT8090Sを導入

世帯対応数400世帯のIPインターホンUT8090Sは、100戸以上の大規模マンションのオートロックシステムとしても最適です。各住戸に暗証番号を設定できるため、セキュリティが向上するとともに、引っ越しなどの出入りがあっても管理室などから設定・変更ができるので安全です。入居者はスマートフォンなどのデバイスを利用し、自宅にいなくてもリモートでリアルタイムに来訪者の対応ができるというメリットがあるため、共働き世代のライフスタイルにも最適です。小さな子どもに鍵を持たせておかなくても、保護者が遠隔操作で解錠できます。インターホンが鳴れば映像を確認できるので、子どもが無事に帰宅したことを目で見て確認できるのもメリットのひとつです。また、IPインターホンUT8090Sをエントランスに設置すれば、不審者の映像もリアルタイムでスマートフォンから確認し、すぐに管理人に通報するといった防犯性の高い対応もできます。スマートフォンを持たない住民がいた場合にも、マンション住戸内に親機を設置したり、固定電話を活用するといった機器の混在が可能であり、従来のインターホンにはない柔軟で拡張性の高いシステムを構築できることもメリットです。


◎まとめ

ComelitのIPインターホン導入は、防犯性・利便性・コスト面において多くメリットがあります。従来のインターホンシステムにはない、リモートでの来客対応や外部機器との連携により、施設のセキュリティと利用者の利便性を向上させます。カギ舎では、次世代のインターホンとして注目があつまるComelitのIPインターホンを取り扱っています。新規取付・後付けを問わず、多様なメリットがあるIPインターホンに関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。



 
 
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