アプリから遠隔で応対できる後付け可能なCOMELITのIPインターホン
- カギ舎
- 2024年7月21日
- 読了時間: 10分
更新日:2月26日
マンションやオフィスにCOMELITのIPインターホンを設置すると、スマホアプリから遠隔で応対ができるため、海外からでもリアルタイムにやり取りができます。COMELITのIPインターホンは、既存のインターホンが設置されているマンションに後付け可能です。全ての機器がPoE給電に対応しており、後付けが容易となっています。大規模な工事にならないため、導入コストも最低限に抑えられます。IPインターホンの利用価値は、マンションなどの大規模な集合住宅、オフィス・ビルなどあらゆる施設で高まっています。
◎従来のインターホンの仕組み
従来の一般的なインターホンは、室内に設置される親機と玄関に設置される子機の2つから成り立ちます。親機は子機に電力を供給する役割を持っています。訪問者が玄関先でチャイムを鳴らすことにより、室内にいる人は玄関先まで出ることなく親機から応答できますが、応対できるのは室内に人がいることが前提となります。従来のインターホンにもいくつかの種類があります。まずは、親機と子機がチャイム用のコード(電話線やLANなどの情報を流す通信線)とVVFケーブル(電気エネルギーを流す電源線)の2つの配線でつながれているものです。VVFケーブルは、高電圧に対応しているので、専門的な知識を持つ電気工事士による業者の配線工事が必要になります。集合住宅の後付けでは1棟工事をする場合が多いので、工事費用が高くそれなりの日数が必要です。親機がコンセントにつながれているものは、新たな電気工事は不要ですが、コンセントをつなぐために設置場所が限定されているため、コードが邪魔になり後付けが難しい場合があります。親機や子機が乾電池で動くものは、後付けしやすいものの、定期的な電池交換が必要です。大規模マンションでは、サーバーや制御装置、LAN配線の設置が必要なため、費用が高くなる傾向にあります。従来のインターホンのチャイム用のコードはアナログで、特定の範囲内でのみ遠隔の通信が可能になります。該当の建物や敷地内では、遠隔でさまざまなデバイスにつなげますが、それ以外の場所に行くと電波は途切れてしまいます。つまり、外出している時に来訪者が玄関チャイムを鳴らしてもアプリから遠隔で対応することはできません。従来のインターホンのなかには、カメラやマイク付きでないものもあり、来訪者の確認を声のみで行う製品もあります。映像での確認、録画ができないことから、なりすましや強盗などの犯罪に巻き込まれる可能性が高まり、防犯性に欠けるといえます。従来のインターホンで、ひとつの端末に対して登録できるのは1〜5台程度が多いとされています。広い敷地や出入り口が多くある場合などは、複数の端末を取り付ける必要があるため新規でも後付けでも費用が高く、管理にも手間がかかります 。スマホなど親機以外の端末でアプリから遠隔で応対したい場合は、まず室内に親機を取り付けて、そのオプション機能として、スマホを連携させてアプリを利用する必要があります。

◎アプリから遠隔で応対できるCOMELITのIPインターホン
IPインターホンは、親機と子機を配線でつなぐ必要がないため、ほぼ無制限で端末を接続できて後付けも簡単です。IPインターホンのIPとは、IP(インターネットプロトコル)の略称で、ネットワーク上でコンピュータやデバイスがデータを送受信するための手順やルールのことを指します。これに従って間違いなく特定のデバイス間で遠隔でデータの送受信を行います。このことから、IPインターホンはアプリなどでの複数端末との連携により、遠隔管理が可能になります。利便性とセキュリティが大幅にアップし、IPインターホンは管理業務の効率化が実現します。IPインターホンは、サーバーや制御装置、LAN配線を必要としないので、IPインターホンを後付けする場合も導入コストをおさえられます。COMELITのIPインターホンは、現在の日本においてスマホのみで応対できる唯一のIPインターホンです。COMELITのIインターホンは、スマホのアプリのみで来訪者の確認・通話・解錠が遠隔操作が可能です。呼び出しも、スマホアプリ・ガラケーなどの携帯電話、固定電話から選べるほか、アプリを利用するデバイスの増設もできます。COMELITのIPインターホンは、海外でも電波が届く範囲であれば、スマホアプリなどから遠隔で対応可能です。COMELITのIPインターホンは、親機もPoE給電に対応しているので、設置場所はコンセントの位置を考える必要がありません。コードの煩わしさもないのでスムーズに後付けできます。COMELITのIPインターホンは、ひとつのインターホン端末で多くの端末に接続が可能で、多数の場所からのアプリでの呼び出しを一元管理できます。COMELITのIPインターホンは、防犯灯や回転灯、映像監視ソフトウェアなど外部機器と連携し、防犯性の精度を高められます。COMELITのIPインターホンは、接続できる数は端末により違いがあるため、導入前に後付けの可能性も含めて仕様を確認する必要があります。COMELITのIPインターホンは、施設内は電波が届いている必要があるので、Wi-Fiや各種通信キャリアなどの電波が届く範囲かの確認が重要です。

◎後付けが可能なCOMEITのIPインターフォン
防犯面に対する意識の高まりと利便性の向上を求めて、後付けでIPインターホンの導入を検討しているマンションやオフィスが増加しています。COMELITのIPインターホンの後付けは、IPネットワークを利用するのでケーブルを接続する回線工事は必要ありません。COMELITのIPインターホンの後付けは、シンプルなLAN接続の工事のみです。COMELITのIPインターホンは、住戸機器の全機種がPoE給電に対応しているので、後付けの際に各住戸で電源工事も発生しません。PoE給電とは、LANケーブルを通じて電力を供給する技術のことで、電源を確保しにくい場所でもIPインターホンを設置可能です。COMELITのIPインターホンは、スマホやタブレットだけで遠隔管理ができます。室内端末をスマホで代用した場合、入退去時に管理者によるシステム管理が必要です。そのような場合は、IPインターホンとつながる専用端末を設置することも可能です。LANの接続後は、IPインターホンの設置は比較的簡単に行えます。COMELITのIPインターホンは、遠隔地との通信が可能なのでメンテナンスが遠隔で行え、ハードウエアの交換もありません。COMELITのIPインターホンの後付けは、新たにサーバーを設置する必要もなく、導入費用や工事日数を最小限にできます。COMELITのIPインターホンは、後付けに最適です。COMELITのIPインターホンは、アプリに呼び出されて遠隔で応答した瞬間から自動的にモニターの録画がはじまり、クラウドやデータベース上に保管されます。万一不審者によるトラブルが起こっても、COMELITのIPインターホンに保存されたデータをスマホなどからすぐに遠隔で確認できます。COMELITのIPインターホンは、暗証番号やICカードなどの登録が可能なので、全て遠隔で一元管理ができます。たとえば、それぞれの部署にCOMELITのIPインターホンを後付けで設置することで、スマホがあれば配送業者などの応対のために仕事の手を止めなくても、アプリから本人確認、解錠までが可能になります。COMELITのIPインターホンの後付けにより、管理業務が効率化され、人件費の削減、社内コミュニケーションの改善につながります。
◎ULTRA タッチパネル式エントランス機 UT8090Sの特徴
COMELITは、1956年に設立された世界規模の工業会社です。製品は世界90カ国以上に輸出されており、イタリア本社のほか世界で16の国と地域に支店を構えます。インターホン市場では世界第3位のシェアを誇ります。ULTRA タッチパネル式エントランス機は、タッチパネル式のエントランス向けのIPインターホンです。ディスプレイの大きさは5インチで、高画質な広角カメラを搭載しています。電源はPoE給電に対応しています。本体はカードリーダーとの一体型で後付けが簡単です。解錠方法は、ICカード、暗証番号、QRコードがあります。さらに顔認証システムをオプションで導入することが可能です。セキュリティのレベルや利用者の目的に合わせて、組み合わせることができます。最大登録可能数は暗証番号で2,000件、ICカードで2,000枚です。世帯数の多いマンションや、大規模な施設に適しています。COMELITのIPインターホンは、防塵・耐水性に優れたIP65規格です。IP65とは、電子機器などの防塵や防水に関する程度を示す等級のことです。防塵に関する性能は、塵埃の侵入がないレベルになります。防水に関する性能は、あらゆる方向からの噴流水に機器が影響を受けないレベルになります。粉塵の舞うような工場や、砂埃が舞う屋外や多少の雨風に晒されるような環境であっても認証性能に問題はありません。耐衝撃性能はIK08で、29.5cmの高さから落ちる1.7kgの衝撃に耐えられます。エントランス機は来客が大人でも子どもでも見やすい高さの110cm〜130cm程度に設置されるため、ボールや大型の荷物、自転車の転倒での衝突などに耐えられるレベルです。使用できる範囲の湿度は25%〜95%、温度は-25℃〜55℃。気温が低い地域や、近年の異常気象で高温多湿になった場合でも十分対応可能です。時間帯で解錠方法を制限するなどのスケジュールもアプリで設定できます。2回しか使えない暗証番号など、解錠に回数制限もかけられます。特定の日時の特定の時間のみ使用できるQRコードなど、解錠できる日時を指定することもできます。カラーデザインは、集合住宅やマンションのエントランスに馴染みやすいシルバーとブラックのシンプルな2色展開です。大きさは288.95mm×110.1mm×36.7mmで、高さはA4コピー用紙の縦の長さよりも1cmほど低く、幅はハガキの横の長さよりも1cmほど長い程度です。コンパクトなので後付けでも広い設置場所を必要としません。本社がイタリアの企業ならではの洗練されたデザインです。
◎COMELITのIPインターホンの取り付け事例
COMELITのIPインターホンをマンションに導入することで、建物の付加価値を高めます。高い利便性と防犯性を兼ね備えた次世代のインターホンとして注目され、スタイリッシュなデザインやスマホアプリ連携により、入居者のライフスタイルに合わせた柔軟な組み合わせが可能です。
⚪︎中古マンションでのCOMELITのIPインターホンの後付け事例
築年数の古い中古マンションは、集合玄関がオートロックでないなど防犯面で不安を抱えつつ、資金面や複雑な工事の必要性などで後付けの採用を断念しているところも多いです。タワーマンションなどエントランスホール以外に共有施設がある場合でも、COMELITのIPインターホンを後付けすることで、アクセスを住人だけに制限できます。COMELITのIPインターホンの後付けで、共有施設への不正侵入を未然に防ぐことが可能になります。
⚪︎オフィスにおけるCOMELITのIPインターホンの後付け事例
COMELITのIPインターフォンをオフィスに後付けで設置した場合、人件費削減が可能になります。来訪者は、無人のエントランスに設置されたインターホンを鳴らすことで受付につながります。受付では、来訪者の希望に該当する呼び出し先を選びます。アプリなどで遠隔操作で開錠できるので、ビジネスパートナーや来客に合わせて必要なフロアや部屋だけの入室許可が可能です。不審者の不正な侵入を未然に防いで防犯性も高まりますCOMELITのIPインターホンは、アポなしの来客があった場合でも、スマホアプリとつないでの対応が可能です。

⚪︎複合型ビルでのCOMELITのIPインターホンの後付け事例
COMELITのIPインターホンは、近年の高齢者需要により、サービス付き高齢者向け住宅、老人介護施設、医療機関のテナントなどがひとつの建物に入っている複合型ビルで後付けをする利用価値も高いです。ひとつの建物内で階層によって求める要件が違うため、従来のシステムでは複雑になってしまいコストも高くなりがちでした。COMLITのIPインターホンなら、後付けで階層の要件に最適な機器をそれぞれ設置し、一元で管理できます。
◎まとめ
COMELITのIPインターホンは、今まで難しかったスマホアプリでの応対が遠隔で可能になったことで、利便性の向上・防犯性が大幅にアップしました。後付けも可能で、親機の代わりにスマホアプリなどを利用することでコストも最低限で導入できます。COMELITのIPインターホンは、さまざまな機器から需要に合った組み合わせを選べます。カギ舎では、高いセキュリティと利便性で安全な暮らしをサポートするCOMERITのIPインターホンを取り扱っています。新規取付・後付けに関わらずIPインターホンのご相談は、お気軽にお問合せください。